アーシングとは、その名の通り「アース(マイナス配線)の強化」です。
バッテリーのマイナス端子からエンジンや車体の各部に電線を追加してやり、
各部の本来の性能を発揮させてやることで、トルクや燃費がアップするというものです。
その効果は乗った人のほとんどが体感できるほどですが、未経験の方には
信じられないような話です。私も実際にアーシングをしてみるまではとても
信じられませんでした。
車で使われる電気は、まずバッテリーのプラスから出て、各電装品を通って
バッテリーのマイナスに戻ります。
しかし実際の車両は、プラス(送り側)の電気は配線(銅線)によって各回路まで
細かく送られていますが、マイナス(戻り側)の電気は、殆どがボディーアースに
よるものです。
自動車のボディー鋼鈑は、合金製の鋼鈑が使用されていますが、銅線と合金製鋼鈑では、
電気の通導率(抵抗値)が大幅に違います。
しかも、殆どの車両がモノコックボディーのドブ漬け電着塗装を施していますので
鋼鈑と鋼鈑の間にも塗料が入り込み絶縁されてしまっていると考えられます。
実際の電気の通り道は、鋼鈑どうしを溶接しているスポット周辺のみと言う
ことになってしまいます。
また、古い車では純正アースの線が細い上に少なく、またボディの劣化・酸化など
によって、さらに電気抵抗が大きくなっています。
以上のことから使い終わった電気をスムーズに戻してやることができていないと言えます。
そこで、よく電気を使う部分からバッテリーのマイナス端子までを、
アース線で直接つないで電気の流れを良くしてやろうというものです。
戻りきれない電気は、各回路などに帯電してしまいます。
帯電した電気は、さまざまな弊害を招くのです。
どのような弊害があるかというと、新しく送り込まれてきた電気を押し戻したり、
ノイズを発生させたりします。
本来の性能を発揮するために10の電流量を必要とする回路があるとします。
しかし、帯電した電気が新しい電機を押し戻してしまうために7程度しか流れなければ
本来の性能は発揮できるはずはありません。
このように流れ(戻り)の悪い電気を効率よく戻すためにアーシングを施すわけです
帯電している電気をしっかりと流してやることにより、最適量の電気が回路に送られます。
スパークプラグを例にあげて説明すると、イグニッションコイルより100%の電気が
送られても火花に変換できるのは、約70%程度になります。
約30%程度の損失があるわけです。
そこでマイナス(アース)回路を増設することにより、その損失をできるだけ
0に近づけることでエンジンのパワーアップが実現されるのです。
この他には、インジェクションを採用している車両では、スロットルセンサー付近の
電気を抜いてやることにより、スロットルセンサーがより敏感に働くようになって
エンジンのレスポンスが飛躍的に向上します。
また、ターボ車では、スロットルレスポンスの向上により大幅にターボラグを減少でき、
感覚的には大排気量のNAになったような感じになります。
また、アーシングは環境にも優しいのです。
一般的にアーシングの効果は、エンジンのパワーやトルクアップのみが
クローズアップされがちですが、実は環境にもとても優しいチューニングなのです。
燃焼状態が良くなることにより、未燃焼ガスが大幅に減少し、燃費も改善されます。
電気の蓄積率も良くなるので、バッテリーのライフも伸びます
以上ののことから、自動車の排気ガス・廃棄バッテリーの低減等、車社会にとって
避ける事のできない問題を少しでも良い方向に改善できるのです
(1)低速トルクのアップ、燃費の向上、排気ガスのクリーン化
エアコンON時のパワーダウンの軽減&効きが向上
(パワーの無いNAの軽自動車などは効果抜群です)
(2)エンジンの始動性の向上、アイドリングの安定化
エンジンノイズの減少等
(3)ヘッドライトの光量アップ
(4)オーディオの音質の向上
クリアな高音に、迫力の重低音
以上のような効果が多数報告されています。
最近の高級車などは純正のアース線が増加してきています。
また各メーカーでもプロジェクトチームを編成し、研究しているようですので、
理論的には間違っていないようです。更なる効果が期待できそうですね。
※体感できる効果は車種により違います。
アーシングとは?
理屈と考え方
電気の流れ(戻り)が悪いとどうなる?
効果の程は?
環境保護にも一役かってます
アーシングによる効果いろいろ