ポリマー加工とは一体何なのでしょうか?
ポリマー加工とは読んで字のごとくただお車にポリマーを塗ってしまえば
驚くような艶が出て綺麗になるというものではありません。
まずはボディの隅々まで念入りに洗車し、表面に付着した鉄粉や
異物を取り除く下地処理から始まります。その後、全体の塗装の厚みや
再塗装の有無のチェックを行い、ボディ全体に磨きをかけ、その結果
驚くような色艶を取り戻すことができるのです。その蘇った塗装面を
保護するためにポリマーを塗って皮膜を形成し、傷やしみがつきにくく
なるようにするのです。
これだけで多少なりともご自分で洗車なりメインテナンスを行った
ことがある方はお分かりだと思いますが、結構な時間がかかるのです。
それでは何故大手量販店やガソリンスタンド等で行っている
ポリマー加工は4〜5時間で終わるのでしょうか?(中にはそうで
ないところもありますが)それは下地処理・磨きの時間を大幅に
カットしているのでしょう。そういったところでは磨き作業に
重点をおいていないため、昨日今日入ったようなアルバイトにも
作業をやらせていたりもします。また磨きの怖さも知らないので
どのような車も画一的に磨いてしまいます。新車も中古車もいっしょくたく
です。(とは言ってもたいがいは水垢落とし程度ですのでそれほど危険性は
ないのですが・・・)
ここが磨き屋さんと呼ばれるポリマー屋さんとの大きな違いです。
我々磨き屋は磨き作業と同じくらい下地処理に重点をおいています。
これをいいかげんに行うと、仕上がりに大きな差が出てしまうからです。
折角の時間をかけた磨きも無駄になってしうのでここは手を抜けません。
その後はお車全体を念入りにチェックし、その塗装面の状態をチェック
します。1台1台全然状態は違うので、そのお車に合った磨き方を
するためです。(厳密に言うと1台のお車でもパネルごとに違うことも
あります。)膜厚計で塗装の厚みを計り、正常なパネルのみを必要な
分だけ磨きます。膜膜の薄いところや再塗装面はそこそこの磨きで
抑えます。それはお客様のご要望やその後何年乗るかによっても
違ってきます。
そういった細かな部分に気を遣った磨きにより傷を落とし、塗装面を
整え、最高の色艶を得ることができるのです。
その結果、その状態を保持するためにポリマーを塗るわけです。
この作業には2〜3日、時には1週間くらいかかることもあります。
それでは新車はどうでしょうか?
大多数の方が思っている通り新車は綺麗なものです。
しかし仕上がったお車を見たお客様の口から
「うわー新車の時より綺麗になったみたいだぁ〜」なんて言葉を頂く
ことも少なくありません。じつはこれも正解なのです。
気のせいなんかじゃありません。新車の塗装は多かれ少なかれ
映り込みがあまりよろしくないのです。表面にぼやがかかったような感じ
がしているものが多いのです。
さすがに我々磨き屋もお客様の強いご要望(鏡面磨き等)がない限りは
新車は中古車のような磨きは致しません。しかしほんのちょっとの磨きでも
この表面のぼやを取り除いてあげることでより一層輝きを増すのです。
とあるWebサイト(某磨き屋さんの)では新車の磨きはお断りしている、
理由は塗膜がもったいないからと、新車の磨きはタブー視されています。
しかしながらこれはどうでしょう?一般の方が市販のWAXやコンパウンドで
傷や水垢を落とそうとごしごしとやるとすぐに10ミクロンぐらい削って
しまいます。プロの磨き屋がきちんと膜厚を計り、広い範囲で均一に磨いても
わずか数ミクロンです。さてあなたはどう思いますか・・・?
いかがでしょうか?
ここまでの説明を読んで、ただのポリマー加工と磨き屋さんによるポリマー
加工の違いは分かって頂けたでしょうか?
これを読んで頂き、
「何でどこそこのポリマーと時間も値段もこんなに違うの?」
という皆様の疑問が解消されたら幸いです。
そこそこの時間でそこそこの磨きでは当然そこそこの値段です。
しかしそれでは仕上がりも・・・。きっとそこそこでしょうね。
バリュープライスという言葉を考えてみてください。
折角多かれ少なかれお金を払うのです。 また大事なお車の危険性も
お考えに入れて下さい。ポリマー加工とはどこでも同じではありません。
台数をこなし売上重視型の店や、ポリマー加工をメインでやっているのではなく
副収入くらいの考え方の店と、一人のお客様を大事にし、1年後、2年後
また来て頂けるかもしれないと思いながらやっている店とではかなり違ってきます。
正直、当店でも以前によそのお店にて施工されたことがあるというお車で、
膜厚がところどころ特に薄いといったケースが少なくありません。
そういったお店は同じお車を何年後かにまた2回3回と自分で磨くことを考えて
いないのでしょう。もしくは磨きすぎて膜圧が薄くなっていることさえ気づいていない
のかもしれません。1台の車をそのお客様が手放されるまで自分が3回でも4回でも
磨くんだという気持ちでいればとても怖くてそんな磨き方はできません。
危機感と取り組み方の違いだと思います。(中にはまじめに取り組んでおられる
お店もたくさんあると思います。)
当然、当店も以上のことを十分に考え、お客様の大事なお車1台1台に誠心誠意
取り組ませて頂いております。
みなさまが少しでもお車の為になる選択をされ、それに応えてくれるお店に
めぐり合えることを強く切望いたします。